ここにあること。

 

私はここに存在する

嘘でもなく 幻でもなく

確かに私はここにいる


目の前には母の姿
彼女がいなければ 私は存在しない

台所にたつのは祖母の姿
彼女がいなければ 母は存在しない

そして祖母も 祖母の母と祖母の父がいなければ存在できない

私は偶然生まれた者

私の身体を巡る血は
いままで生きてきた人が分けあってくれてできていた

だから

命は重くて
尊い


そして

私がここに存在できるのは
私を受け入れてくれる人がいるから


それを幸せに思って生きる

それがせめてもの償い







一言コメント・これとは逆の考えも持ってます。でも、わたしはやっぱり今まで生きてきた人が残したものだから。

2008/3/8 小夜

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