繰弐

君はいくら言っても信じない。
笑ってはぐらかすだけだ。こっちは本気なのに、ね。

ねぇ、僕は本気だよ。

君を手に入れたい。僕だけのものにしたい。

もっともっともっと、君の近くにいたい。

ひたすらひたすら僕は繰り返す。
だから信じてくれるまで何度でも言ってあげる

 

愛してる、愛してる。

 


甘い声で、耳元に。
聞きあきるくらい何度でも

木霊すくらい何度でも


君だけに、
囁いてあげる

  

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