音が消えて光が消えた
雪の夜
見渡す限りの白 …何もない
白が怖い あたしだけ場に溶けられずにそこにいる
闇夜ならその黒で隠れられるのに
目を閉じたらそのままな気がして眠るのが怖かった
何処まで行ってもあたしは一人だって分かってたから
ぬくもり、なんて当の昔に忘れた
…なら 目を閉じてもいいかもしれない
はらはら降る雪は 白くて白くて綺麗なもの
二度と目覚めなければきっと
あたしも同化して綺麗になれるだろうから